5年以内の死亡を最も強力に予測するのは問診で得た情報

心臓病学会の論文

 

中高年の死亡に関する予測因子について、これまで系統的に比較されてはいない。

 

そこで本研究では、英国のバイオバンクのデータを用いて全死因および死因別の5年死亡の予測因子について検討し、さらに患者の自己申告による情報のみを用いて5年死亡の予測スコアを開発し、その妥当性を検証した。

 

英国バイオバンクへの登録は2007年4月~2010年7月の間にイングランド、ウェールズ、スコットランドの21施設で行われ、およそ50万人のデータを収集した。

 

人口動態、健康、生活様式に関する655項目のデータと全死因死亡および6つの死因別死亡との関連を男女別に統計学的に分析した。

 

37~73歳の498,103例が解析の対象となり(54%が女性)、4.9年(中央値)の追跡期間中に8,532例(39%が女性)が死亡した。

 

男性では、自己申告による健康状態が最も強力な全死因死亡の予測因子であった(C-index:0.74)。

 

女性では、がんの診断歴が最も強力な全死因死亡の予測因子であっ
た(同:0.73)。

 

重篤な疾患を有する者を除外した場合(355,043例)、最も強力な全死因死亡の予測因子は喫煙習慣であった。

 

予測スコアは、男性で13項目、女性で11項目の自己申告による予測因子をもとに算出し、男女ともに良好な識別力を示した


今回の結果から、身体的な検査を行わなくても、診で得られる情報で中高年の5年全死因死亡を最も強力に予測できる可能性が示唆された。

 

また、予測スコアを用いることで患者は自分の健康状態への認識が高まり、医療者は死亡リスクの高い患者を同定し介入の対象を絞り込むのに役立つと考えられる。

東洋医学の解説

西洋医学では医療機器を使った、問診や検診が行われていますが病気になる前まではわかりません。

 

東洋医学では未病という考え方があり、病気と言うほどではないけれど、病気に向かいつつある状態のことです。

 

例えば、手足の冷えや体の疲れ、胃腸の不調。それは病気のサインかも知れません。

 

未病は病気と言うほどではないけれど、健康でもない状態のこと。

 

健康診断や、検査などで異常がなくても、自覚症状がある場合は、未病の状態である可能性があります。

やわらぎ江坂治療院では、問診、望診、舌診、脈診、腹診、背候診、原穴診と未病や症状の出ない段階での診断ができます。それによって皆様に適切な養生法を指導できるのです。

診療例では、左肩の慢性的な肩こりを訴えて来られた方が、背中のツボの状態から、ただの肩こりだけではないと診断し自覚症状として、妙な息切れや咳はありませんか?と伺ったところ、夜中の2時に必ず目が覚めてカラ咳が最近キツイとのこと。

 

「これは今は検査が出なくても、ほっておくと肺や心臓の病になりますよ」とお伝えしました。

 

それで、たまたま健康診断で肺のレントゲンを撮ってもらった際に、前年よりも心肥大傾向にあるということがわかりました。

 

それからしばらく、来られなかったのですが、やはり心肥大傾向が治らないので当院へ来院、やはり循環器外来へ通われていたそうですが夜中の咳はまだ治らない様子、当院で数か月治療したところ、症状が治まりレントゲン結果も良くなったそうです。

 

ただ、お医者さんは一時的なものとしてみているようで、手術を勧めているそうです。

病院とは異なるスタンスですが、病気になってからよりなる前の対策を大事に、みなさまの健康を保つお手伝いをさせていただきたいと思います。

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