テレビを見る時間が1時間増えるごとに糖尿病のリスクが3.4%高まる

心臓病学会の論文

米国政府助成による「糖尿病予防プログラム(DPP)」における生活習慣への介入で、2型糖尿病予防に最も効果的だったのは運動をすることであった。

 

本研究では、同プログラムで生活習慣に介入することにより座りがちでいる時間に変化がみられるか、そして座りがちでいる時間と糖尿病発症との関係について検討した。

 

糖尿病予防プログラム(DPP)は、過体重の成人3,232人を対象に2型糖尿病を予防、あるいは遅らせることを目的として、糖尿病治療薬メトホルミンの服用または生活習慣の変更のいずれかの介入を行ったものである。


座りがちでいる時間については、テレビの視聴時間または座って作業をしている時間を質問票により聴取した。

 

プログラムの介入前は、参加者は全員同じ時間をテレビ視聴に費やしていた(1日140分)。

 

プログラムにより生活習慣の変更を行った群では、試験終了時までにテレビ視聴時間が1日あたり22分有意に短縮されたが、メトホルミン群では3分、何も介入しなかった群では8分短くなっただけであった(p<0.001)。

 

このデータを他の因子で調整したところ、テレビ視聴時間が1時間長くなるごとに、2型糖尿病発症リスクが3.4%高くなった。したがって、生活習慣への介入により座りがちでいる時間が減らせ、また、座りがちでいる時間が短いほど糖尿病発症リスクが低くなることが示された。

 

生活習慣の介入においては、運動量を増やすことに加え、テレビの視聴時間を減らすことも奨める必要があると考えられる。

用語の解説

2型糖尿病

遺伝的に糖尿病になりやすい人が、主に中高年の肥満、運動不足、ストレスなどの生活習慣が原因で発症します。

 

インスリンの効果が出にくくなり、様々な病気のリスクとなります。(世間一般で言われている糖尿病はこれにあたります)

東洋医学の解説

現在、テレビ、パソコン、スマートフォンなど電子画面を見ることが増えてきました。

画面を見ることが増えたということは、それだけ目を使うことが多くなってきたということです。

目は東洋医学的には肝経という肝臓の経絡と関係が深いです。肝経は血液とも関係が深く肝経が悪くなってくると、血液の質も悪くなってきます。

血液は全身に酸素と栄養素を運び、二酸化炭素と排泄物を体外に出すという働きをしています。

 

血液の質が悪くなると、全身の酸素や栄養の運搬がうまくできなくなり、様々な病気になりやすくなるのです。

運動の時間を毎日つくるのは難しいですが、毎日歩くことは簡単にできます。

 

歩くことを意識した「気を出す歩き方講座」を当院では開催しています。

毎日歩くことなので、その歩く時間を無駄にすることなく効果的に歩いていきましょう。

 

歩くときの意識を変えるだけで「歩く感覚」が変わってきますよ。

 

 

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