【身体のためのほっと一息シリーズ137】

健康寿命を左右する「最大酸素摂取量」

 

最大酸素摂取量は、

運動中に体内に取り込むことができる酸素の最大量で、

全身持久力の指標になる。

 

動いているうちに酸素をたくさん取り込むことができれば、

細胞内のミトコンドリアでたくさんのエネルギーを作ることができる。

 

イギリスの研究で40~69歳(平均58.1歳)の被験者に自転車をこいでもらい、

 

その運動レベルによって経過観察を行ったところ

運動可能レベルが低くなるにつれて生存率が低下した。

 

最大酸素摂取量の年齢による低下もまた生存率に関連がある。

 

フィンランドの研究で42~60歳の男性の値を測定し、11年後の値と比較した。

 

その結果、最大酸素摂取量の値が大きく下がった人は

死亡リスクが高く逆に改善している人は死亡リスクが低下していた。

 

運動に取り組むと、最大酸素摂取量の低下を食い止めることができる。

 

運動に取り組まずに値が低下していくと

年を追うごとに死亡リスクは上がっていくが、

 

逆に積極的に運動に取り組むと

死亡リスクは低下し最小限に食い止めることができる。

 

イスに座って生活する時間が長いと最大酸素摂取量はかなり低い値になる。

 

座りがちな人の50歳時の値が、

積極的な運動をしている人の80歳時の値に相当する。

 

これを防ぐためには、連続して15分以上座ることがないように、

適宜立ち上がって簡単な下肢運動(屈伸や背伸びなど)

を欠かさないようにしなくてはならない。

 

筋肉の量は30歳を超える頃から年間約250gずつ失われていく。

 

しかしその重量に相当する脂肪(500g程度)が増加するため

一見体重の増減がない。

 

若い頃から体重が変わらないので安心と思っていても、

その質は大いに変わっているということだ。

 

酸素をどれだけ摂取できるかでその後の生存率は健康に過ごせるか?

が大きく変わるというのです。

 

コロナ感染の関係で、

 

私たちは日常的にマスクをすることが当たり前になりました。

 

このマスクをすることにより、最大酸素摂取量は減り、

肋骨周りは硬くなり病気になる率が上がっています。

 

体を動かして、全身に酸素を送れるようになると体は健康になっていきます。

 

つまりマスクをしているだけで酸素が取り込めなくなり、

体は不健康になっていくのです。

 

当院の研究では、運動とい言ってもスポーツほどの強さのものは必要なく、

歩くだけで十分な効果が得られます

 

当院でお伝えしている氣を出す歩き方は体内の氣の流れを良くし、

病気の予防もしていく歩き方になります。

 

当院でお尋ねしてもらえればいつでもお伝えしますので、

気軽にお声がけください。