【身体のためのほっと一息シリーズ112】

アトピー性皮膚炎で心臓血管病リスク上昇

 

成人のアトピー性皮膚炎と心臓血管病のリスクについて、アトピー性皮膚炎の重症度や活動性との関連も含め、地域住民の研究を実施し検討した。

 

1998~2015年の英国の電子診療録および国家統計局のデータを用い、成人のアトピー性皮膚炎患者387,439例(アトピー性皮膚炎群)と、年齢・性・受診医院・暦を一致させたアトピー性皮膚炎のない1,528,477例が対象となった。

 

年齢平均は43歳、女性は66%であった、約5年の追跡の結果、アトピー性皮膚炎群は対照群に比べ、非致死的心臓血管病リスクが10~20%高かった。

 

アトピー性皮膚炎の重症度は心臓血管転帰のリスクと強い関連を示し、重症者では対照群と比べて脳卒中のリスクが%高く、心臓血管病死のリスクは40~50%上昇、心不全のリスクは70%高かった。

 

追跡期間の半分を超えてアトピー性皮膚炎が活動性であった人も心臓血管転帰のリスクが高かった。

 

したがって、アトピー性皮膚炎は心臓血管病のリスク上昇と関連し、アトピー性皮膚炎の重症度および活動性の高いと心臓血管病のリスクも高くなることが示された。

 

アトピー性皮膚炎患者への心臓血管病予防戦略も考慮が必要であることが示唆された。

 

アトピー性皮膚炎は体内の熱の発散の一つです。

 

つまり今までの熱が溜まったものがアトピーとして出ているのです。

 

この皮膚からの炎症をステロイドなどで抑えてしまうと、身体の熱の発散ができなくなり体内に熱が籠ることになります。

 

この籠った熱が様々な病気を引き起こすのです。

 

とはいえアトピーは本人にとっては辛いもの。

 

当院の鍼灸治療ではこの熱の反応を速やかに発散することにより、この辛い期間を短くすることができます。

 

アトピーにお悩みの方の辛さが少しでも良くなりますように、当院では全力を尽くします。