【身体のためのほっと一息シリーズ98】

今回は「胃痛・胃もたれ」についてです。

 

冬の時期でなくても、寒くなるとどうしても炭水化物を摂ることが多くなりますね。

 

冬は体の防衛機能を行う衛気と呼ばれる氣が消耗しやすくなるのでどうしても補充するために、燃料である炭水化物が必要となります。

 

外に出るのも億劫になるのでいよいよ食事の量も増えてきて、胃に負担がかかりやすくなります。

 

その際に、胃痛や胃もたれが起きやすくなるのですが、わずかな量しか食べない場合でも起こることがあります。

 

その原因は実は肝臓にあるのです。

 

肝臓の働きは血液をストックし、老廃物(血液など)を排泄して有害なものを解毒しています。

 

精神的なストレスなどがあると、体の筋肉が緊張して熱がこもります。熱の程度は肉体的なストレスよりもきつく熱がこもります。

 

初期は肝臓が興奮して働きすぎて消化液である胆汁を過剰に分泌するために食欲が亢進しますが、

 

慢性的になったり過剰なストレスになると胃腸自体が粘膜が弱ってきて痛みとなってきます。

 

このような場合に、胃の方を治療しようと胃薬を飲んでもある程度胃粘膜の修復は出来ますが、

 

肝心の肝臓には手つかずなので根本治療ではないのでいたちごっこになります。

 

肝臓は心臓との関係が深く、血の調整の点で非常に重要です。

 

なので胃腸症状が筋肉疲労や精神的な疲労で起こるものならばまず肝臓の状態を疑うべきで、

 

肝臓の状態を良くすることが心臓の状態に直結します。

 

ご自分で出来る対処法は、肝臓に関わる経絡のストレッチが中心となります。

 

正座をして足の親指を重ねて、足の甲を伸ばすストレッチ、少し後ろに体を倒すようにすると伸びます。

 

慣れてきたら膝を徐々に上げて角度をつけてしっかりと伸ばすと良いです。

 

詳しくは、当院にてお伝えしますね。