【身体のためのほっと一息シリーズ 95】

あなたは、ご自身でカラダのメンテナンスをされていますか? 

 

ご自身で出来るメンテナンス法として思い浮かぶのは、ストレッチだと思います。

 

ただストレッチはやる場所を選ぶこと、ちゃんと効果を出すにはやり方を学ぶ必要があります。

 

実際ストレッチをしてみると、身体の可動域を広げていくことばかりに目がいき、

 

ストレッチの本来の目的である筋肉のリラックスということが置き去りにされていることがあります。

 

これではセルフケアをするどころかけがの原因になります。

 

そこでセルフケアをするための運動を紹介します。

 

それは「揺らす」ことです。

 

重い荷物を家の玄関について、やっと荷物を置くことができました。次に多くの人は何をしているか・・・

 

「重かった〜」と言いながら手を振って、腕の筋肉を揺らしていることはありませんか? 

 

一番私たちが目にしやすいのは、短距離の陸上のスタート前のシーンです。

 

スプリンターたちが、筋肉をブルブルと揺らしていませんか?

 

あれは筋肉の余計な緊張を抜いてベストコンディションに持っていくために行っているんです。

 

ただ「揺らす」というのは、簡単に誰もができリラックスできる運動なのです。

 

では、実際に“揺らす”という行為をやってみましょう。

 

立った状態で、腕をだらんと垂らし、右手の手首を10回振ってみて下さい。

 

指先から前腕・上腕(肘から肩までの間)・肩口まで波が伝わるように揺れていきます。

 

10回終わったら、左手と比べてみて下さい。右手の方が、左手より手首や腕が軽く感じたり、肩の位置がいつもより少し下がります。

 

これは、それだけで筋肉がゆるんだ証拠です。カラダで変化を感じてみて下さい。

 

運動を習慣づけている人は、この「揺らす」ということをするだけで運動の効果が上がりますよ。