【身体のためのほっと一息シリーズ 86】

 今回は「老化の原因」についてです。

 

寝つきをよくするためには、まず寝る前に身体と心をリラックスさせ、身体と心の両方が眠くなる準備を整えることが大切です。

 

とはいえ、忙しい現代人が仕事をしながら準備を整えることはなかなか大変です。

 

そんな人に心地良い眠気を誘い、ぐっすり眠るための手助けをしてくれるのが、「呼吸法」です。

 

今回はその簡単なバージョンをお伝えします。

 

【簡単呼吸法】

(1)「息を細く長く吐いて、吸って」を繰り返す

(2)呼吸とともに「目」「耳」「胃」など、ゆっくり一つひとつの身体の部位に注意を向けていきます。

 

いざ実践すると、途中で眠くなり、普段寝つきがあまり良くない人でもすうっと眠りに入っていきます。

 

呼吸をしながら身体の部位一つひとつに意識が向けば、あれこれ考えることもなく呼吸が深まっていきます。

 

簡単呼吸法は息を吐くところから始めるので、自然と副交感神経(身体をリラックスさせる神経)にスイッチが入ります。

 

寝つけないとき、人はつい「眠れない」ことにばかり意識が向いてしまいがちです。

 

これだと、交感神経が働いてしまい余計に寝られなくなります。

 

東洋医学には、身体の部位に意識を向けて深い呼吸をすると、その部分に酸素や栄養素がいきわたり、自然治癒力が高まるという考えがあります。

 

呼吸が変われば、睡眠の質も上がる。呼吸によって意識のスイッチを変えることが、良い睡眠を得るためにもとても有効となるのです。

 

心をストレスから切り離してぐっすり眠ることができる「呼吸法」実践してみてはいかがですか?

 

この「簡単呼吸法」は当院でお伝えしている「呼吸法」の簡単なバージョンです。

 

当院では本格的な「呼吸法」をお伝えします。