【身体のためのほっと一息シリーズ 71】

今回は「肩こりと心臓病」についてです。

 

私たちの多くが悩まされているものに「肩こり」があります。

 

「ただの肩こり・・・」しかしそれは命にかかわる危険な病気のサインかもしれません。

 

このときに気をつけなければいけないのは「左右のこりの違い」です。

 

左肩のこりは心疾患

 

ある人は左肩が痛くなり、マッサージしても治らずにその痛みが24時間続きました。

  

そして仕事中に息苦しくなり異常に汗が出ました。喉に何かが詰まったような苦しさで、苦しくて横にもなれない。

 

病院へ行くと、心筋梗塞を発症していたことがわかりました。

 

ある方は左側の肩が張り、肩甲骨のまわりがこるような張る感じ。

 

やがて左の上半身が骨折した時のようにひどく痛み、左側の歯からあごにかけて、歯が全て抜けてしまうのではと思うほどの痛みと頭痛がありました。

 

ある朝、左上半身の激痛が10分以上続いた。息ができず、自力で立ち上がることもできないほどで救急車で病院へ搬送。

 

診断は「狭心症」だった。

 

狭心症は心臓に血液を送る血管がせまくなり、胸の痛みや圧迫感などが出る病気で、進行すると心筋梗塞を発症する。

 

 

階段を上ったり運動したりした時の「こり」は危険

 

なぜ心臓の病気だと肩こりを強く感じるのかというと、神経は脳に近付くほど太い束状になっていて、

 

異常がある場所から送られる痛みの信号を、同じ束につながっている異常のない場所からの信号と勘違いしてしまうのだ。

 

身体の構造上、胸の痛みを感じる神経と、肩や腕の痛みを感じる神経、特に左肩の神経は非常に近いところを通っている。

 

これにより本来は胸が痛いはずなのに、脳の方が『肩と腕が痛い』と錯覚してしまう

 

もんでもマッサージをしても改善しないものや、階段をのぼった後など、運動した時にこるもの特に注意が必要です。

 

逆に右肩のこりにも、危険な病気のサインが隠れていることがあります。

 

ある方は右肩の少し下が重いように感じていた。こりを感じ始めて約14年後、健康診断でC型肝炎が見つかった。

 

肝臓の中には神経が走っていないが、肝臓のすぐ上には横隔膜があり、横隔膜は肩の周りの筋肉とつながっている。

 

体の右側にある肝臓に炎症が起こると横隔膜が刺激され、右肩にこりや痛みを感じることがある。

 

肩こりだけではなくて、背中など局所の痛みも危険です。

 

胆石も右肩こりの原因になります。

 

ある方は40歳を過ぎてから右肩にひどいこりを感じ、人間ドックで胆石が見つかった。

 

症状が出ない人も多いのですが、胆石が胆のうの出口に詰まると「胆石発作」を発症し、「胆のう炎」になることもあります。

 

胆のう炎を繰り返していると、早期発見が難しく比較的死亡率が高い「胆のうがん」のリスクが上がっていきます。

 

 

きちんと東洋医学的な診断法にて、これらの本質はわかってきます。本質を理解することで治療がスムーズに行きます。