【身体のためのほっと一息シリーズ 58】

今回は「目の疲れについて」についてです。

 

疲れ目とは、目が重い、痛い、かすむ、ショボショボする、まぶたがピクピクするなどの目に慢性的な疲労を感じることを疲れ目といいます。

 

目の筋肉が過度に緊張することで目の血流が悪化して、疲れ目を招くことになります。

 

「疲れ目」と「眼精疲労」の違い

「目が疲れる」「目が痛い・重い」といったとき、休憩したり、眠ったりすれば治るのは「疲れ目」、

 

治らなくて、症状が頑固に続くのは「眼精疲労」と、医学的には区別しています。

 

そんな疲れ目の原因となることは、いくつかあるようです。

 

①目の酷使

パソコンや携帯電話の画面を長時間見続けたり、手元で細かい作業を行っていると、

 

目のピント調節を行っている毛様体筋が疲弊し、目に疲れが出ます。

疲れを感じたら、目を閉じる、遠くを見るなど、休憩するのが一番です。

 

②目の乾き

目を酷使したり、乾燥した室内に長時間いることで、目の表面を潤している涙が蒸発したり、分泌量が減って角膜が乾燥します。

涙が少なくて目が乾いている状態だと、必要以上に目に負担がかかり、疲れを引き起こすことがあります。

 

③合わないメガネやコンタクトレンズ

実は、メガネをかけた結果の視力矯正が十分でなかったり、矯正しすぎたりしていると、かえって眼が疲れてしまいます。

 

毛様体筋が無理にピントを合わせようとして、目に疲れが出やすくなります。

 

④ストレスや睡眠不足

睡眠不足をはじめ、不規則な生活、過剰な精神的ストレスでからだが疲れているときに、目の疲れが現れることがあります。

 

 

東洋医学的には、目は肝臓の経絡とつながっていて、目の酷使は肝臓に負担をかけます。

 

肝臓は血液の中の毒素を分解し無害に変えてから、腎臓より体外に排泄されます。

 

人はストレスがかかると、そのストレスが気の滞りを生じ、長引くと熱に変わり

 

血液を変成させ毒素を生じます。

 

血液に熱が影響することにより様々な病気の原因になるのです。

 

その熱によって生じた毒素も肝臓により代謝されているのです。

 

ストレス社会といわれる現在、目の酷使やストレスが肝臓にダメージを与えています。

 

肝臓が弱ってくると、目の調子が悪くなったり全身が熱を持ったりします。

 

肝臓の機能が回復してくると、目の疲れがましになったり、身体の調子がよくなってきたりします。

 

回復には氣を出すストレッチと歩き方が一番です。