【身体のためのほっと一息シリーズ 44】

ニキビを見れば、どの内臓に病気が潜んでいるかがわかります。

今回は、そんなニキビの場所でわかる健康状態についてご紹介します。

 

「口元によくニキビができるのは、胃腸が弱ってる」

「おでこのニキビ多いと ストレスをため込んでいる」

こんな話を聞いたことはありませんか?

 

病気はその方の状態が悪くなったときに必然として起こります。

その方の弱っているところや、無理が出ているところに出やすくなるのです。

 

 

①頬のニキビは内臓系の不調

 

頬にニキビができるのは、基本的に甘いものや脂肪の取りすぎです。

 

便秘気味の方は、熱が身体にこもり内臓機能が弱っていることが考えられます。

 

ニキビができていなくても、ほほがカサカサする、ざらざらしているという方も多いでしょう。

 

その状態が身体に熱がたまって皮膚が乾燥してきているのです。

 

②口周りや鼻のニキビは疲労が溜まっている

 

鼻の先にできるニキビはストレスや睡眠障害、疲労が蓄積している証拠だといわれています。

鼻の下にできるニキビは内臓が不調を起こしている状態です。

夜更かしをしていたり、不眠が続いていても鼻下にできやすいですね。

口周りは、胃腸系のトラブルが多いと言われています。

 

「ビタミンB不足」ということがいわれていますが、

胃腸が本来の働きをしていれば、ビタミン不足になることはありません。

胃腸が弱ってくると、ビタミンが吸収されずに不足してきます。口の中にも口内炎ができたりします。

 

冷え性や生理不順などの症状が並行してある方は、しっかりとビタミンをとってください。

また、あごは腸機能が不調を起こしている可能性があります。

 

栄養をとってもそれを吸収できる内臓の状態が悪いと吸収できないのです。

まず栄養より、それを吸収する内臓をしっかり見直しておきましょう。

 

③おでこニキビは生活習慣の見直しが必要!

 

おでこニキビが多い方は睡眠不足や生活習慣の悪さが影響して、ホルモンバランスが乱れています。

 

特にこめかみにできるニキビはストレス過多が原因だと言われています。

 

仕事で忙しくて、そんなこといっていられない・・・。

家事や育児でゆっくりできない・・・。

などの意見があると思いますが、今よりほんの少し氣をつけるだけで症状は改善されていきますよ。

 

④首やデコルテは婦人科系の病気

 

紫外線をたくさん受ける場所である首やデコルテ。

冷え性の女性は首やデコルテにニキビがよくできるといわれています。

 

冷えは婦人科系が弱っている証拠です。

 

実はニキビの色からも、どこが悪いのかが確認できます。

 

たとえば、白ニキビがたくさんできる方は体力や気力が少なく、老廃物が溜まりやすい体だということがわかります。

 

紫ニキビがよくできる方は血行不良が起こっている可能性があるので紫ニキビができたら注意が必要です。

 

頭痛や肩こりが常にある方も、紫ニキビができやすい体質といわれています。

 

ニキビは膿といわれ、東洋医学では熱の反応として考えます。

熱は当然、上のほうに上がっていきますね?

 

なので、おでこ、口、鼻などの顔になりやすいのです。

 

熱が強くなるとその分、症状は重くなります。

ニキビがたくさん出来たり、大きいニキビができたりするんですね。