【身体のためのほっと一息シリーズ35】

 

 

今回は「脊柱管狭窄症」についてです。

 

脊柱管狭窄症とは脊髄の通っている脊柱管が狭くなり、神経が慢性的に圧迫されている状態をいいます。

 

この脊柱管を狭窄している原因が、実は心臓の病気の原因と同じということをご存知でしょうか?

 

一般的には狭窄の原因としては、椎間板ヘルニアや変性すべり症、などと言われていますが、

 

多く見られるのは、精神の疲労によるものと加齢にともなう椎間板、椎体、椎間関節や椎弓の変性を起こしていることが多く見られます。

 

東洋医学では、 狭窄を多く起こしている部分や。

 

脊椎からの神経の出口あたりのツボの状態が上部では心臓や肺、真ん中あたりでは肝臓や脾臓下の方では腎臓にそれぞれ対応しています。

 

それぞれの内臓が過緊張を起こしている時、その内臓に対応する脊椎周囲にも緊張を生じ、長時間に及ぶと脊柱管の狭窄につながっていきます。

 

そうなると精神的な負担から肉体的な負担へ移行し、それがなかなか解消されないことが発症の直接の原因のようです。

 

一 般的に多い腰部の脊柱管狭窄の特徴的な症状としては、歩いたり立ち続けたりしていると、下肢に痛みやしびれが出て歩けなくなり、暫く休むと症状が無くなる という間欠性跛行(はこう)があります。

 

放っておくと、心臓への負担が非常に多くなり、通常より心臓病になりやすくなります。

 

対処法としては、スキーのストックを使って歩くストックウオーキングがはやっています。

 

確かに用い方によっては、かなり効果があると思います。ポイントは次の通りです。

 

一、力み過ぎない     肩の力を抜くことが大事です。

二、大股で無理をしない  脚も出来るだけ力を抜くことです。

三、氣持ちを落ち着ける  せっかちは身を滅ぼします。

 

以上のポイントは、実行する上では、ストックなしでも大丈夫です。

痛みがある方はストックを使ってみてください。