【身体のためのほっと一息シリーズ⑬】

 

季節の変わり目は何かと忙しいです。

その忙しい季節に、胸痛を起こされる方が良くおられます。

 

しかし胸痛といっても、必ずしも心臓疾患とは限らず、また必ずしも心臓の周りに痛みがあるとは限りません。

 

胸痛には、風邪から来る肺の病であったり、肺の元々の病であったり、飲食が過多となって胃腸に負担がかかることが原因であったり、血液などの体液を調整する腎臓や肝臓の機能停滞から起こるものなどもあります。

 

今回は重症の胸痛なのか否かを知る方法と対処法を紹介します。

 

まず痛む場所を、指一本で押さえることが出来るかどうか、一本で押さえることが出来ればあまり心配ないです。

 

肩甲骨の間の背椎間を広げるようにストレッチを行うと改善してきます。

 

そうでなく広い範囲が痛む場合には、トントンと叩きたくなるのか、手でジーっと押さえておきたいのかがポイントです。

 

手で押さえたい場合には、心臓に血液が巡っていない虚血性の場合が多く肝臓や胃腸に滞りが生じている場合が多いのです。

 

その場合には、その内臓に関連したツボ(下肢の膝や足首の周囲にあります。)の周辺をストレッチすると良くなることが多いです。

 

叩きたくなる場合には、先ほどと同様に肩甲骨の椎間を拡げるストレッチを行うことをお勧めします。

 

胸痛は、身体の上部の熱が原因なので、長引くと身体の陰液(体液)が消耗し、程度や頻度がきつくなります。この段階では養生だけでは無理なので治療を受けられることをお勧めします。