六月の養生法 心臓の症状   心室細動について


蒸し暑い天気が続くこの時期には、この病気で亡くなる方が非常に多いのです。

症状は不整脈で頻拍でリズミカルではなく、とても不規則になります。

急激に心室細動が起これば、全身特に脳に血液が送れなくなり、意識を失います。

原因は、身体中や肺に血液を送る働きをする心室という筋肉の部屋が、まとまりがなく部分的に勝手な電気信号を起こしていることです。
 
処置としてはAEDで電気ショックを与え、分散している状態の心室の活動を揃えてあげなければ3分から5分以内に脳死となる可能性が高くなります。

救命処置としては、AEDに勝る方法はないのですが、AEDがない場合、心臓マッサージを的確に行う、気道の確保などの処置だけでも 意識を戻す効果があることがあるのでためらわず迅速に行うことが大事です。


図のように心臓の下部にある心室部分が拍動せず細かく震えている状態となり、全体として機能しなくなる状態です。

AEDによる電気ショックでその拍動を正常化することが出来ますが、一時的なものです。

東洋医学的には、心室細動の状態というのは、臨床上ミゾオチ辺りの反応として現れることが多いです。反応というのは、痛みや圧迫感・つまった感じ、なんとなくしんどい、呼吸がしにくいと言ったものです。
上の図のように、ちょうどミゾオチのあたりに、心室は相当するからです。

原因は、主に精神的ストレスが心で熱を生み心筋の、びまん性に広がり電気的な信号を大幅に狂わし、心室の心筋が正常にリズムを刻むことが出来なくなっていることです。

なので、日頃から熱を心臓にためないことが重要になります。心室細動までになるまでに、必ず東洋医学的な前兆があります。

いち早くそこを掴み対処することが重要です。