一月の養生法 心臓の症状 手足の冷えについて

 あけましておめでとうございます。

 

今年の冬は、3度ほど暖かいと言われていますが、急激に寒くなるとやはり手足の冷えは、きつく感じるものですね。

 

手足の冷えをそのままにしておくと、末梢の血液が停滞してしまい心臓に直接的に負担がかかりますので対処しましょう。

 

手足が冷えて痺れなどが出て色調が変わってしまう現象を、レイノー現象といいますが、この原因としてはSLE(全身性エリテマトーデス)などの膠原病や強皮症という自己免疫疾患と呼ばれる病気が根底にある場合が多いと言われています。

 

自己免疫疾患以外では薬剤性や振動病、更年期障害などあります。

 

膠原病や強皮症などの自己免疫疾患の場合、特に特定の臓器の異常ではなく人体に広範囲に広がったオ血が原因であると考えます。

 

ただ、血液は肝臓にストックされ脾臓で造られ、心臓で流通し肺臓でエネルギーを供給され、腎臓でストックされた腎精の補充を受けますので、全部の臓器に影響されるとも言えます。

 

このように全身に原因がある場合には、肝臓と腎臓に着目します。

 

なぜならば、血液を貯蔵・老廃した血球の排泄(解毒)などもっとも常に働いているのは肝臓だからです。

 

そして、腎臓は肝臓に腎精(万能細胞)を送って必要な量の血液を作り出す働きをしているからです。

 

振動病や風邪を引きやすい方も手足が冷えることは多いですが、そういう方は、肺の機能が滞っている場合がほとんどです。

 

背中の上の方に緊張が続いていて、肺の機能が制限されていますので、活性化をするためにリラックス体操をして、腹式呼吸法にて横隔膜周囲の緊張をとり、肺の負担を軽くしていくことがオススメです。

 

また、首の辺りがこる方は手足が冷える傾向が強いみたいです。

このような方は首に気を集め過ぎる傾向にあり、目の周囲がこるなどデスクワークが中心の方が多いので、歩くことがオススメです。

 

足もとに気をおく事で首のこりがとれていきます。よりリラックスできる歩き方を気を出す歩き方講座でお伝えしています。