十月の養生法 心臓の症状 悪心嘔吐について

十月の養生法

心臓の症状  悪心嘔吐について

 

秋の涼しさが心地よい日が続きます。しかし、朝晩が寒く感じられる今日この頃、突然胸やけや吐き気がすることがあります。

これは、身体の表面、この時期は特に上半身が冷えるため、上半身の横隔膜あたりが緊張して熱がこもり、胃の方が間接的に狭められて窮屈になり起こるものです。

心臓に異常がある場合には、心臓が原因で横隔膜周囲に緊張が起こり、胃を圧迫して発症します。最近良く耳にする逆流性食道炎と言われる症状も元をたどれば心臓周囲の緊張が起こることが多いのです。

 

もちろん、胃に直接問題があって、起こる場合もありますが、それは食後に悪化することから判別できます。その場合は、過食を控え3食くらい抜いてみるとアッという間に良くなります。

 

しかし、そんなに食べていないのに、むしろ食欲がないのに胸やけや吐き気がある場合、胃に炎症があっても胃に問題がなく、横隔膜周囲の筋緊張が原因です。

 

精神的ストレスのことが約7割を占めていますが、残り3割のうち、わりと多いのが身体の酷使しすぎです。特にデスクワークで目を良く使う方は、姿勢が悪くなるのか、ちょうど横隔膜の裏側(背中側)の緊張が著しくなります。

 

このポイントをほぐすのが、最も有効な対処法なのです。しかし単純に揉めばいいわけではありません。    

次の順序で行います。

①膝から下、足首まで十分にストレッチする。

②骨盤周囲の動きを良くするストレッチをする。

③肩甲骨周囲・横隔膜周囲の筋肉をストレッチする。

 

この季節、食欲が進み、胸やけや吐き気もある日があるかもしれません。しかし、そんなに食べ過ぎていないのに、こういう症状がある方は、まずこの方法を試してみてください。

 

やり方を詳しく知りたい方は気を出す生き方講座の中で詳しくお伝えします。