五月の養生法 心臓の症状 不眠・浅眠について

五月に入り、五月病と呼ばれるうつ病のような症状が現れることがあります。その前ぶれとして、不眠・浅眠という症状が多いのでお伝えしていきます。

 

 人間は、睡眠を取ることで、陽のエネルギーを陰のエネルギーとして血に蓄えます。陰のエネルギーとは、血やホルモンやリンパなど・身体を構成し栄養する目に見える物質のことです。精神的ストレスを感じると、陽のエネルギーが滞りやすくなり、精神的エネルギーが大きく関与する心臓や肝臓のコリとして、背中に現れてきます。

 そのコリが、長年続いたり、熱を帯びて血液中の熱となったら不眠・浅眠症状が現れてきます。

 

 不眠とは、熱にうなされている状態の非常に軽いものだと言えます。軽いために身体は慣れていますが、熱のために、意識が昼間の覚醒している状態と同じになっているため、身体が疲労してしまうのです。

 

疲労してしまうと、内臓にエネルギーが巡りにくくなり、身体の体液を作りだすことが出来にくくなり、熱を冷ますことが出来なくなるので、ますます熱が増長していきます。

 

対処法としては、基本的には、血液・体液の回復を行いつつ、熱を冷ますことです。

食事や気持ちの持ち方なども手段としてありますが、最も効果的な方法はストレッチです。

 

具体的には、血液・体液の回復につながる経絡に関わるストレッチを行います。肝臓と腎臓・脾臓の経絡で下肢の内側から後面にあります。

その後、熱を冷ますために、肩甲骨周囲の背骨に沿っての、ストレッチを行います。

ストレッチの方法は、できるだけリラックスした状態で行い、無理やり伸ばそうとすると、却って硬くなりますので注意です。

詳しくは、気のストレッチ教室において詳しくお伝えしますので、是非会場へお越しください。